「急に運気が上がった」「宝くじに2度も当選!」。あたらしい時代の開運術を実践すると、あっという間に開運体質に変わります。『あたらしい時代の開運大全』では、風水から神社参拝、厄除け、吉日、金運、人間関係運など、さまざまな切り口から、これからの時代に実践すべき開運術をお伝えしています。誰もが興味を持つ金運についても、実はお金の使い方次第で上げることも下げることもできます。今回は宝くじに2度も当選したある人のエピソードを通して、金運アップのコツをお教えします。『あたらしい時代の開運大全』では、これからの時代の金運アップ術を多数紹介しています。(初出:2023年2月10日)

【金運アップ】宝くじに2度も当選! 驚くほど金運が上がる人のお金の使い方とは?【書籍オンライン編集部セレクション】Photo: Adobe Stock

人のためにお金を使って
宝くじに二度も当選!

 金運を高めて、宝くじに二度、当たった人がいます。

 Sさんは、腕の良い料理人。お人好しのSさんはあるとき、知人の借金の保証人になり、その後、知人が事業に失敗して姿をくらましました。Sさんは、知人の借金を肩代わりしなくてはならなくなりました。

 とばっちりもいいところですよね。それでもSさんは、知人を探し出して借金返済を迫るようなことはせず、知人の代わりに借金を返す道を選んだのです。借金を返済するために自宅を手放し、大切にしてきた自分のお店も縮小せざるを得ませんでした。もう、踏んだり蹴ったり。

 そんな中でふと、宝くじ売り場が目に入ったのだそう。

「運試しに宝くじでも買ってみよう」

 そんな軽い気持ちで宝くじを買ってみたら、それが1等に当選したのです。手に入れた1億円で借金を返済。全額を返すと、手元には300万円が残りました。

 するとSさんは、この300万円でもう一度、宝くじを買いました。一度目の当選に味をしめて「もう一度……」と考えたわけではありません。

「借金地獄から救ってくれたのは宝くじのおかげ。当たらなくてもいいから、残った300万円はお返しのつもりで宝くじを買おう」

 300万円を自分のために使ってもいいのに、そうはせず、お礼として宝くじを買うことにしたわけです。

 すると、恩返しのつもりで買った宝くじが、またしても1等に当選。新たに手に入れた1億円で、Sさんは家族のために家を建てたそうです。

 Sさんのお金を巡る一連の展開は、一見すると、昔ながらのタナボタ系の金運アップの話に見えるかもしれません。でも、私はこのエピソードはこれからの時代の金運を象徴していると感じます。

 Sさんの人徳が宝くじの当選を引き寄せ、借金地獄から抜け出すきっかけとなった。運良く大金を手に入れても、それを貯め込もうとせず、お礼をしたり、家族を喜ばせたり……。

 人は、身にそぐわない大金が転がり込んでくると、つい自分だけで抱え込んだりするものです。それが人間不信を引き起こしたり、場合によっては舞い上がって仕事を辞め、ムダ遣いを重ねて、一瞬でお金を使い果たしてしまったりします。たとえ大金が入ったとしても、これでは幸せとはいえません。

お金は人生を拓くための道具

 これからの時代の金運とは、ただ大金を手に入れることではありません。

 お金はあくまでも、あなたの人生を好転させるための道具。あなたが自分や周りの人を幸せにするためにお金を使うことで、お金がどんどん循環していく。あなたがお金が欲しいと思ったときに、ドンピシャのタイミングで、必要な分だけお金がどこからか舞い込んでくる。それが、あたらしい時代の「金運が良い」ということです。

 金運は、あなたの生き方と連動しているのです。

 より良く生きることが、金運アップにつながっていく。これを大前提としてください。