米連邦準備制度理事会(FRB)は先月の物価上昇を冷静に受け止められるだろうが、気にとめなくていいというわけでもない。労働省が14日発表した1月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.5%上昇した。2022年12月のCPIは速報の前月比0.1%低下から0.1%上昇に修正された。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIは1月に0.4%上昇し、12月分は0.3%上昇から0.4%上昇に上方修正された。前年同月比では物価の下降トレンドが持続したが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想ほどではなかった。前年同月との比較では、1月のCPIは6.4%(エコノミスト予想は6.2%)、コアCPIは5.6%(同5.5%)、それぞれ上昇した。
米インフレ低下への道、FRB議長の予想通り
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