Teamsチャットなら共同編集作業が「超楽&超早」に
こうした数々の問題点をすべて解決し、ムダなく、ミスなく、スピーディな共同作業を実現できるのがTeams の「チャット」機能なのです。チャットの最大の特徴は「シンプルでスピーディな会話ができる」こと。メールのように形式ばった、冗長なビジネス文書的表現を用いず、必要な用件だけを簡潔&端的にやり取りできるのがメリットです。
また、チーム申請しなくても、組織に登録されているメンバーであれば誰とでもコミュニケーションできるのも良いところ。チーム以外の人とも、容易に連絡がとれるので、とても便利です。
加えてTeamsの「チャット」のメリットは、チャット画面に直接、Microsoft365のアプリ(Word、Excel、PowerPointなど)のファイルをアップロード可能なこと。メンバー同士で共同作業をする際も、各々がいちいち自分のパソコンに保存する必要がなく、みんなで画面上のファイルを直接編集できるのです。
例えば先ほど例に挙げた、
(1)最初にAさんがPowerPointで資料のベースを作成。
(2)それをBさんが加筆・修正などで編集して仕上げる。
という作業なら、
手順(1)
Aさんは作成したベースとなる資料ファイルを、Bさんとのチャットにアップロードし、『資料の編集をお願いします』とメッセージを送る。
手順(2)
Bさんは、チャット画面上でアップロードされたファイルを開き、直接編集。『編集、終わりました』と完了メッセージを送る。
――たったこれだけです。
しかも、編集作業を施されたファイルは、その都度チャット上で自動保存され、常に最新バージョンだけが残されます。そのため、いちいちファイルの保存先や別名保存のファイル名を決める必要がなく、バージョン管理の煩わしさもありません。
Teamsのチャットなら、「保存先で悩まない、ファイル名で悩まない、バージョン管理で悩まない= 3つのない・ない・ない」で、共同作業の効率が大幅にアップします。
共同編集作業をメールベースからTeamsの「チャット」ベースに切り替える。このワンアプローチだけでも、チーム業務の効率が爆上がりすること間違いなしです。
(本原稿は山田榮一・著『誰も教えてくれなかった!業務効率改善のためのMicrosoft Teams活用術』から一部抜粋・編集したものです)