「性教育YouTuber」が
内診台を「セックスマシーン」

「足上がり過ぎてセックスどころじゃないセックスマシーンw」(@shogosensei1/2023年1月9日)

 内診台に乗った自分の動画をアップし、こうツイートしたのはプロフィールに「登録者13万人の性教育YouTuber」「公立高校教師」とあるツイッターユーザー。

「#群馬のセックスミュージアム」とハッシュタグが付けられているが、これは群馬にある「命と性ミュージアム」を訪れた際に展示されていた内診台に乗って撮影した動画のようだ。

「セックスマシーン」という言葉や、医療器具をあざけ笑うようなニュアンスで紹介している動画に対して批判が集中した。

 このユーザーがどのような意図で内診台を「セックスマシーン」と表現したかはわからない。しかし、フォロワーに対して「ちょっと足上がり過ぎて実用性は低そうw」とツイートしていることから、ネタではなく本当に性行為のための器具と誤信したのかもしれない。

 もちろん、内診台はセックスやその擬似行為を行うために開発されたものではない。冒頭で説明した通り、むしろ現場では、そのような心理を利用者に感じさせないための注意が払われている医療器具である。

 ツイート直後は、このユーザーのフォロワーから「行かねば」「群馬に来てたんですね」などの好意的なリプライが寄せられているが、2月に入ってから「炎上」状態になると、「1ミリも笑えん」「大切な性について学べるミュージアムのイメージを損ねるような言葉は使わない方が良いかと思います」「自分の命や子どもの命を守るために頑張って乗っとるのに、そんなこと言われたら怒り通り越して純粋に泣くよ、みんな」といった反応が見られる。