ペンタブレットでイラストを描く男性写真はイメージです Photo:PIXTA

サクッと読める「Twitter漫画」が人気だ。Twitterをチェックするついでに、目に入った漫画をついつい読んでしまう人も多いのではないだろうか。インスタントに消費されてしまう「Twitter漫画」を、クリエイターはどのような意図で投稿するのだろうか。漫画「家庭が崩壊した妻の逆襲」をTwitterで連載している横山了一氏に話を聞いた。(清談社 小森重秀)

無料で読める「Twitter漫画」が
商業的に大成功するケースも

 昨今、TwitterなどのSNSで漫画をアップするクリエイターが増えている。「#漫画が読めるハッシュタグ」で検索すると大量の漫画作品を探し出すことが可能で、毎週定期的に1話分の作品をあげているクリエイターも多い。無料でほとんど時間をかけることなく読むことができるため、インスタントな娯楽として多くのユーザーが「Twitter漫画」を楽しんでいる。

 ただ、企業とタイアップしたPR漫画の場合を別にして、「Twitter漫画」がクリエイターたちに直接的な収益をもたらすことはない。現在、「家庭が崩壊した妻の逆襲」をTwitterに連載している漫画家・横山了一氏も「Twitterに漫画をあげるだけでは、金銭的な利益が発生するわけではない」と話す。

 では、ダイレクトに収益が発生するわけではない「Twitter漫画」を、クリエイターたちが積極的に行う理由とは一体何か。