開成・桜蔭・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺を中心に都内に展開している進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、特にエリート父親層から圧倒的な支持を集めている。本連載では話題の新刊『ひとりっ子の学力の伸ばし方』を上梓したVAMOSの代表・富永雄輔氏に、保護者からよく聞かれる質問とその回答を教えてもらった。
文武両道を目指させたいのであれば、まずは子どもの「できる範囲」を正確に知っておくことだと思います。
そのうえで、お子さまがどういう環境で勉強と運動を両立できるかをよく考えるといいでしょう。
少しネガティブな言い方になりますが、文武両道という言葉によってつぶれてしまう子は結構いると思います。
個人的には、18歳くらいまで見てあげて、その時点で文武両道になっていればいいのかなと思ってしまいます。
ある時期のその一瞬だけを見ると「文」と「武」が両立されてなくても、いいのではという考えです。
中学受験を目指すタイミングでは、「文」の比重をあげる。
中学校に入学したらスポーツ系の部活を熱心にやって今度は「武」の比重を高める。
こういった形で全然問題ないと思います。
18歳までトータルで見たときに「文」と「武」がなるべく両立していれば充分なのではないでしょうか?