世界のスマートフォン市場でアップルの「iPhone(アイフォーン)」が首位の座を不動のものにしつつある。若者の間にじわり浸透しており、圧倒的なシェアを誇る米国内の市場動向が世界にも広がってきた。アップルは欧州からアジアまで、高級スマホ市場でシェアを伸ばしている。また調査によると、10代~20代前半の「Z世代」の間でiPhoneは生活に欠かせない「マストアイテム」との認識が浸透していることも分かった。他メーカーのスマホから乗り換えた消費者はiPhoneのデザインやカメラ、iPhone同士の画像送信機能「AirDrop(エアドロップ)」などが決め手になったと話している。こうした流れは、アップル最大のライバル、韓国サムスン電子にとっては脅威であり、世界スマホ市場全体でサムスンが握る首位の座を脅かしかねない。サムスンは目下、折り畳み式スマホや最新スマホ「ギャラクシーS23ウルトラ」で販売攻勢をかけている。S23ウルトラが搭載する100倍ズームカメラは、米著名実業家イーロン・マスク氏がツイッターで「すごい」とつぶやいたほどだ。
iPhoneがZ世代に浸透、高級スマホの王座盤石に
アップル最大のライバル、サムスン電子にとっては脅威
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