――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***.  欧州における戦争、中東危機、東アジアでの緊張の高まり、そして窮地に陥った西側諸国とグローバルサウス(主に南半球の途上諸国)の間での亀裂の拡大。:このような時に「グローバルビュー」のコラムを書くことが必ずしも最も楽しい仕事とは限らない。しかし、ここ数カ月間に静かに進展している朗報が少なくとも一つある。グローバル・ブリテンが現実のものとなりつつあり、そのおかげで世界はより良い状態になっている。