中国の最高指導者である習近平氏(69)は10日、国家主席として異例の3期目入りを正式に決める。自身を世界のリーダーとして改めて打ち出し、悪化の一途をたどる米国との関係を率いていく構えだ。  1949年に中国共産党が内戦に勝利して政権を樹立して以降、習氏は国家元首として最長の任期を務めることになる。同氏は昨秋、共産党総書記としてすでに慣例破りの3期目を決めており、今回の主席再任は形式的なものだと考えられている。  習氏が握る権力の大半は共産党と軍のトップとして得られるものだ。