自分の考えていることが、うまく人に伝えられない」「人とコミュニケーションをとることに、苦手意識がある」と悩む方は多くいます。しかし、その悩みこそ「相手とよい関係を築き、人を動かす」ための第1歩に変えられるのです。『超完璧な伝え方』の著者、4代目バチェラー・黄皓氏による「誰とでもスマートに人間関係を築く」ための簡単なテクニックを紹介します。

「コミュ力が高い人」が「話し出す直前」にやっていることPhoto: Adobe Stock

「高速でうなずく」テクニック

話しはじめる間をつくるためには、「高速でうなずく」というテクニックもあります。

相手の話を聞いているときに、「うんうんうんうん」と言いながら、何度もうなずく。

それは「あなたの話は十分聞いて納得しています。それについて、私も次に喋る準備ができています」というメッセージになります。

あるいは、相手が喋っている途中、自分のあごを手で触ったり、ちょっと目線を上にしてみてください。

つまり「考えています」というジェスチャーでアピールすることで、相手に「次は、この人が喋りたそうだな」と思わせることもできます。

会話の間がつかめないのはお互いに一緒です。

相手も「この人、話すのかな。話を振ったら困らないかな」と思っている可能性があるわけです。

だから、初対面や複数人との会話では、「次は私が喋ります! 準備ができています」とあなたからジェスチャーでアピールしてください。

話に割り込むのではなく、「アピール」で相手に順番を譲ってもらう。

これができると、3人以上の会話にも参加しやすくなります。

相手の話もアピールで引き出せる

では、相手に話をしてほしいときはどうすればいいでしょうか。

今度は、逆のアピールをすればいいのです。
「相手に話す順番を譲る」ことを視覚的に伝えてください。

たとえば、自分が話すときは相手の目を見ながら前のめりになっておきます。

そして、「そろそろ、相手の順番かな」というところで机の上に置いてある資料に目を落としてください。

このように視線を外すことで相手にも余裕が生まれます。

すると「あ、次は私が喋ろうかな」と相手も思うわけです。

もし何の合図も出さないまま、あなたが急に黙ってしまうと「この人まだ続きを話したいのかな。それとも自分が話したほうがいいのかな……?」と相手も迷ってしまいます。

何かしら「次は、あなたが話す番ですよ」という合図を出してあげましょう。

(黄皓著『超完璧な伝え方』から一部を抜粋・改変したものです)