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【精神科医が教える】人間関係で最もやってはいけないこと・ベスト1Photo: Adobe Stock

特定の関係にすがりつかない

特定の人間関係に執着しないことは大切です。どういうことかというと、もうダメになった人間関係にすがりつくようなことをしている人が多いんですね。

相手は自分に対して興味・関心がなくなってるにもかかわらず、一生懸命すがりついたところで煩らしいだけ。場合によっては、恐怖を感じるわけです。それが極端に進んでしまうと、ストーカーになってしまいます。

相手の気持ちを考えられない

執着すればするほど、相手の気持ちがどんどん離れて、「関係性をなんとかしたい」という目的からどんどん外れてしまう。問題の根本にあるのは、自分中心にしか考えられないことがあります。相手の気持ちを相手の立場になって考えることが、なかなかできないんですね。

相手の気持ちを考えられないから、関係性がダメになったともいえるのですが、いずれにしてもダメになった関係性にすがりついて、いいことはありません。

コントロールされる人間関係

一方、相手に振り回されるような関係性は、あまり価値がないともいえます。それは相手にコントロールされてしまうからです。

そういう人との関係性は、冷静に見つめ直して、場合によっては自分から関係を断つほうがいい場合もあるでしょう。特定の人間関係にすがって、依存してはいけません。自分がそういう状況に陥っていないか、一度、冷静に見つめ直してみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。