米連邦規制当局は12日夜、シリコンバレー銀行(SVB)が10日に経営破綻した影響が広がるのを未然に防ぐため、全預金者の保護などの緊急措置を発表した。規制当局は、ジャネット・イエレン財務長官、連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長、連邦預金保険公社(FDIC)のマーティン・グルーエンバーグ総裁による共同声明で、この措置を発表した。それによると、SVBの預金者は13日に全ての資金にアクセスできるようになる。声明は「FDICの理事会とFRBから勧告を受け、大統領と協議した結果、イエレン長官は、FDICが全ての預金者を完全に保護する形でシリコンバレー銀行の破綻処理を完了できる措置を承認した」とし、「預金者は13日から全ての資金にアクセスできるようになる。シリコンバレー銀行の破綻処理に伴う損失を納税者が負担することはない」と述べた。