米司法省は2022年に起きた暗号資産(仮想通貨)「テラUSD」の暴落を捜査しており、このステーブルコインを開発したド・クォン氏への圧力に米国での刑事告発のリスクが加わった。事情を知る複数の関係者が明らかにした。関係筋によると、米連邦捜査局(FBI)とニューヨーク州南部地区連邦地検(SDNY)はここ数週間、クォン氏の企業、テラフォーム・ラブズの元社員に事情聴取を行っている。FBIとSDNYは司法省の一部で、SDNYは注目を集める金融犯罪の起訴を主導することが多い。テラフォーム・ラブズと司法省の担当者はコメントを拒否した。