ジョー・バイデン米大統領は13日早朝、金融システムは安全であり、シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行の経営破綻について心配する必要はないと語り、米国民を安心させようとした。しかし市場は大統領を信じなかった。銀行株は再び急落し、60%以上下げた銘柄もあった。投資家たちは恐らく、政府が12日に発表した介入策が問題を解決するとは信じていない。連邦預金保険公社(FDIC)は、SVBの買い手を民間で見つけることができなかったと説明しているが、関係筋によると、財務省と連邦準備制度理事会(FRB)はある買い手を選好していた。FDICのマーティン・グルーエンバーグ総裁は、銀行合併への反対姿勢からこれに同意しなかったという。
【社説】銀行救済めぐるバイデン氏の大ぼら
大統領の保証、市場は信じない
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