米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を巡り、米司法省と米証券取引委員会(SEC)が調査を開始したことが関係者の話で分かった。預金の流出に見舞われたSVBは先週、規制当局の管理下に置かれた。司法省とSECは個別に調査しており、いずれも予備的段階にある。起訴や不正行為の申し立てにつながらない可能性もある。関係者によると、破綻の数日前に親会社のSVBファイナンシャルの幹部が行った株式売却も調査対象となっている。司法省の調査には、ワシントンとサンフランシスコの不正行為担当検察官が加わっているという。SVBファイナンシャルのグレッグ・ベッカー最高経営責任者(CEO)の留守番電話にコメントを求めるメッセージを残したものの、返信はなかった。ダニエル・ベック最高財務責任者(CFO)も今のところコメント要請に応じていない。サンフランシスコの連邦検事局報道官とワシントンの司法省刑事課はコメントを控えた。ワシントンの司法省報道官から今のところコメントは得られていない。SEC報道官はコメントを控えた。
SVB破綻、米司法省とSECが調査=関係筋
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