【ワシントン】米シリコンバレー銀行(SVB)の破綻を巡り、米司法省と米証券取引委員会(SEC)が調査を開始したことが関係者の話で分かった。預金の流出に見舞われたSVBは先週、規制当局の管理下に置かれた。  司法省とSECは個別に調査しており、いずれも予備的段階にある。起訴や不正行為の申し立てにつながらない可能性もある。  関係者によると、破綻の数日前に親会社のSVBファイナンシャルの幹部が行った株式売却も調査対象となっている。司法省の調査には、ワシントンとサンフランシスコの不正行為担当検察官が加わっているという。