米シリコンバレー銀行の親会社SVBファイナンシャル・グループの債権者らが、破産申請の可能性に備え債権団を結成した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。債権団を通じて、プライベートウエルス部門などの売却から利益を得ることが狙いだという。関係者らによればPJTパートナーズがアドバイザーを務める投資家グループには、米プライベート・エクイティ(PE)会社センターブリッジ・パートナーズ、デービッドソン・ケンプナー・キャピタル・マネジメント、債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント(ピムコ)が含まれる。債権団の多くは、SVBファイナンシャル・グループの債券価格が額面1ドル当たり約0.30ドルまで下落したことを受け、週末に債券を購入。債権団は現在、額面価格34億ドル(約4565億)のSVBファイナンシャルの債券のかなりの割合を保有しているという。