米連邦準備制度理事会(FRB)は、金融機関2社の経営破綻を受け、中堅銀行に関する多くの独自規則を見直している。現在ウォール街の大手企業だけに適用されている規制を拡大する可能性があるという。米規制当局の最新の考えに詳しい関係者によると、さまざまな自己資本や流動性の要件の厳格化のほか、銀行が想定された景気後退を乗り切る能力を評価する毎年の「ストレステスト」の強化が検討されている。こうした規則は資産規模が1000億~2500億ドルの企業を対象とする可能性がある。この規模の企業は現在、厳しい要件を免れている。シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行の経営破綻後、FRB、財務省、米連邦預金保険公社(FDIC)は12日、銀行への緊急支援を発表し、預金者は全額保護されると述べた。この措置は、預金保険の対象外の預金の安全性を心配する顧客を落ち着かせるためのものだった。
FRB、中堅銀行の規制強化を検討へ
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