米国防総省は、14日に黒海上空でロシア軍の戦闘機「スホイ27」と衝突した米国の無人偵察機「MQ9リーパー」が撮影した映像を公開した。映像にはスホイ27がMQ9にすれすれまで接近し、燃料を浴びせた様子が映っている。ロシア軍機がMQ9のプロペラを損傷させたように見える。MQ9はその直後に遠隔操作で海面に誘導された。米国防総省はスホイ27のパイロットの行動を「危険でプロ意識に欠ける妨害行為」と非難している。国防総省によると、MQ9は国際空域を飛行していた。ロシアは自国のパイロットがプロらしくない行為におよび、無人機に衝突したとの指摘を否定している。国防総省は映像と共に公表した文書の中で、スホイ27が無人機に衝突したと指摘。映像最後の数秒でトランスミッションが壊れた後に、「再びプロペラが見え、その1つが損傷したのがわかる」としている。
米、無人機妨害するロシア軍機の映像公開
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