米地銀ファースト・リパブリック・バンクに対する支援策をJPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーなど金融大手が協議している。大規模な資本注入も選択肢の一つとみられる。複数の関係者が明らかにした。ファースト・リパブリックはさまざまな選択肢を検討しており、何らかの形による資本増強も含まれているという。完全に買収されることもあり得るが、現時点では可能性は低いと関係者の一部は語る。状況は流動的で、合意が成立するかどうかは不明。どのような合意内容になるかも見通しにくい。合意が成立した場合でも、当局の承認が必要になる。ファースト・リパブリック株は数日前から急落しており、株安が合意を後押ししそうだ。シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻を受けてファースト・リパブリックの健全性も懸念されるようになり、16日午前には株価がさらに30%余り下落する場面があった。