マイクロソフトの検索「Bing」、経済データ入手では手助けになる“ハサミ”にPhoto:123RF

経済の分析に
「Bing」をどう使えるか?

 経済分析で重要なのは適切なデータを探し出すことだ。

 だがそのことは決して簡単ではない。

 米マイクロソフトの対話型検索エンジン「Bing」が、手助けをしてくれないかと考えた。

 これまでの検索エンジンのように候補のサイトを示すのでなく、答えを直接に示すから、これまでの検索エンジンで調べられることでも、Bingを利用するほうが便利な場合がある。

 この特性を経済分析に利用できるかもしれない。

 ただし、Bingは誤った結果を出す可能性があり、統計データについてもこの問題がある。

 それはどの程度深刻だろうか?

 結論を先に言うと、使い方によってはかなりの能力を発揮する。

手軽に答えは出るが信頼できず
信用できるサイトでデータ得る必要

 問題を承知した上で、データを得るためにどういった利用の方法があるのか。

 それを知るために、実験をしてみた。