20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。

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親世代と子世代で違う! 女子大最新事情

 親世代が若かった当時は、まだ女子が4年制大学に進学すること自体に、抵抗感を覚える親が少なくなかった。そのかわりに女子大や有力短大が人気で、言ってみれば、より恵まれた環境で花嫁修業をするため進学や就職をする、という層が一般的であった。

 今日、そのような考えを我が子に向ける親はほとんどいないだろう。まだ課題はあるとはいえ、女性の社会進出の土壌は比較にならないくらい整った。

 だが、そうした時代の変遷の中で、存在感が薄れているのが女子大と短大だ。短大は閉校が相次ぎ、女子大も軒並み入試偏差値が落ち、かつての人気を失っている。

 それでも受験生の集まる女子大は、独自の校風をしっかり意識した中身のある魅力的な大学だといえる。