20年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!2024』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2024』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。
親世代と子世代で違う関西の最新大学事情
関西の大学は、とにかく国公立の人気が高い。
京大、阪大、神戸大といった全国的にブランド力のある大学だけでなく、大阪公立大も強いし、各府県の教育大の存在感も侮れない。この点は昔も今も同じだ。変化したのは私大だろう。
特に、関関同立では立命館。親世代の頃の立命館は庶民的だったが、1999年に全国初のキャリアセンターを設立、学部再編も盛んに行い、「最先端を走っている大学」に大転換した。
産近甲龍で変わったのは近畿大学だ。近大マグロで全国的な知名度を高め、卒業生であるつんく♂ほか芸能人が入学式で新入生を迎え入れるなど、話題に事欠かない。
立命館も近大も、学生の元気の良さがアップした印象である。