米国防総省は、米航空機大手ボーイングの従業員が必要とされるセキュリティー上の資格がないまま、極めて機密性が高い米大統領専用機「エアフォースワン」にアクセスしていたことについて、調査を実施している。同省や事情に詳しい関係者らによれば、国防総省とボーイングは米大統領が現在使用している機体に加え、サンアントニオで開発が進んでいる機体に関しても、いつからどの程度の従業員が許可なくアクセスしていたかを調べているという。一部のケースでは「ヤンキー・ホワイト」と呼ばれるセキュリティー上の資格が、数カ月から数年前は期限切れとなっていたとも関係者らは述べた。ボーイングでは約250人の従業員が今回のセキュリティー資格に関連する問題を抱えていたという。同社はエアフォースワンの機体組み立てに何人が関与しているかは明らかにできないとした。
大統領専用機巡るボーイング社員の無資格関与、当局が調査
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