インド野党の大物政治家として知られるラフル・ガンジー氏が、与党や不正疑惑が浮上している財閥トップを批判した自分の動画の閲覧が制限されていると苦情を申し立てたことについて、米アルファベット傘下ユーチューブのニール・モーハン最高経営責任者(CEO)は調査を行っていると電子メールで回答した。モーハン氏の25日付電子メールをウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が閲覧した。この2週間前、ガンジー氏が総裁を務めた国民会議派を支持する国外のインド人グループから書簡が届き、電子メールはこれに答えたものだった。WSJはこの書簡も閲覧した。ガンジー氏のソーシャルメディアチームがまとめたデータとともに、「与党と実業家ゴータム・アダニ氏の癒着」に関するガンジー氏の動画の再生回数が、ユーチューブの分析が示している数字より大幅に少なく、「おそらく意図的にではなく、アルゴリズムによって制限」されていると主張している。
ユーチューブ、ガンジー氏の苦情受け調査 与党批判動画の閲覧制限か
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