米マイクロソフトは先月、人工知能(AI)を搭載した最新版の検索エンジン「Bing(ビング)」を公開するわずか数日前、セキュリティー上の深刻な欠陥を修復していた。欠陥を発見したのはセキュリティー会社ウィズの外部研究者だった。マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure(アジュール)」上のアプリの設定に意図しない抜け穴があり、Bingを使用している人の電子メールや文書にアクセスできる状態だったという。ウィズのアミ・ルトワック最高技術責任者(CTO)によると、マイクロソフトは2月2日にこの問題を修正した。その5日後、サティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は生成AI機能を搭載したBingを公開した。Bingの利用者は急増し、発表後の2月の1日当たりアクティブユーザー数は1億人を突破した。
Bingにぜい弱性、AI搭載版の発表直前に修復
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