イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による司法制度改革の見直し計画は、米国との緊張を高めている。ジョー・バイデン米大統領と議会民主党は改革を批判しているが、イスラエルの議員らは内政問題だと反論している。バイデン氏は28日、記者団に対し、イスラエルの司法制度改革について「非常に懸念している」と述べた。この法案は、イスラエルの連立与党に、同じ考えを持った判事を任命する権限を与え、議会が単純多数で最高裁判所の判断を覆すことを可能にし、司法の審査を大幅に制限するものだ。ネタニヤフ氏は、イスラエル国内でストライキが発生し、軍内部で司法改革に対する反対意見が危機的状況にまで発展したため、27日に改革延期を表明した。
イスラエルと米国の緊張高まる、司法制度改革巡り
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