中国当局は31日、米メモリー半導体大手マイクロン・テクノロジーをサイバーセキュリティーの観点で調査すると発表した。米中間の緊張が高まる中、中国で事業を展開しているグローバル企業は一段と神経を尖らせることになりそうだ。  中国サイバースペース管理局(CAC)は、重要な情報インフラのサプライチェーン(供給網)を保護する必要があるとして、国内で販売されているマイクロンの製品を審査する方針を明らかにした。  米国が一連の半導体関連の輸出規制を導入したことで、中国は技術的進歩を妨げられる可能性があり、技術サプライチェーンの主導権を巡る米国との対立長期化に身構えている。