PTA「参加拒否」したら子どもは大丈夫?学校・保護者の心証は?意外な実態画像はイメージです Photo:PIXTA

PTAは本来「任意で活動する団体」のはずだ。強制参加が常態化しているが、仕事や育児の都合で「参加拒否」しても全く問題ないはずである。では、PTAが苦痛だという人が実際に活動をやめるにはどうすればいいのか。その際に周囲の保護者からの心証を悪くしない方法とは――。短期集中連載「大塚さん、PTAが嫌すぎるんですが…」の#2では、PTAや学校、保護者に豊富な取材経験を持ち、書籍『さよなら、理不尽PTA!』などを上梓している筆者が、参加拒否の具体的方法と注意点を伝授する。(ライター 大塚玲子)

本来は「任意参加」のPTA
活動を拒否する方法とは?

 新学期を迎える今、「これからPTAとどう関わったらいいか、判断材料がほしい」という人も多いでしょう。連載2回目となる本記事のテーマは、ずばり「PTA活動への参加や、役員の指名を拒否したらどうなる?」です。

 一昔前まで、PTAへの参加拒否など話題にすらなりませんでした。PTAは「全員必ず入るのが当たり前」で、「(母親なら)全員必ず活動に参加しなければならない」と、保護者も教職員も思い込んでいたからです。

 それが今では「PTAは本来、入りたい人が入り、活動したい人が活動する団体だ」という事実がある程度知られてきたため、加入や活動への参加を「拒否する」という発想が生まれ、かつ実行に移す人も増えてきました。

 そもそも、PTA活動への参加を拒否するにはどんな方法があるのでしょうか?まずはそこから見ていきたいと思います。

【次ページ以降】
・PTA活動を拒否する「最もシンプルな方法」とは?
・先生や周囲の保護者から白い目で見られる?
・PTA「参加拒否」する場合に知っておきたい注意点