4月からの新年度が始まり、自分や家族を取り巻く環境が大きく変わると、新しく入ってくる書類や提出すべき書類なども増えますよね。そんな時期には、「あれ、あの書類がない!」「やばい!もう提出期限が過ぎてる!」などと書類に関する事故が起こりがち。「紙」や「書類」の整理はひとつ間違うと、お金や信用に直結するだけに、きちんと管理したいものです。本記事では、「救世主のような本」「リアルに人生変わった」と読者から絶賛の声が寄せられている、片づけアドバイザー・石阪京子さんの、“紙に特化した片づけ本”『人生が変わる 紙片づけ!』の内容をベースに、書類や紙を失くしがちな人の共通点について紹介します。
紙は横に寝かせたら迷宮入り!
紙や書類を失くす人の共通点は、紙を寝かせて収納していること。紙は寝かせたらたら最後。どんどん山積みになっていき、その下に何があるかわからず迷宮入りになります。
ですから引き出し式のものは紙を収納するのに適していません。
たとえば、よく見かけるのが、オフィスで使うようなレターケースに、書類を収納している方です。
たしかに、レターケースは会社で使う分には便利だと思います。宅配便の伝票など、同じ紙を何十枚も保管するには適していますので、皆さん、書類の収納というと、レターケースをイメージされることが多いと思います。
でも、一般的なご家庭で、同じ紙が何十枚もあることってあまりないですよね。結局、種類の違う紙が、一つの引き出しでごちゃごちゃに積み重なっていくことになります。そうすると、もう見つかりません。
それを避ける鉄則は、紙は立てて収納することです!
A4で形をそろえて検索性を上げ立てて収納!
立てて収納する時は、形をA4にそろえます。
なぜなら、紙というのは色々な大きさがありますよね。水筒の小さい保証書とか、保険証とか、パスポートとか、A4の書類とか。これらを、本書で紹介するグッズを使ってA4に統一します。そうすれば、ボックス内で紙が行方不明になることなく、パッと取り出せるようになるからです。
ファイルボックスの中は「フォルダ―」「ポケットリフィル」「スティックファスナー」などのグッズを使って、一目みて、どこに何があるかが分かるように仕訳けていきます。イメージ的には、ファイルボックスの中に縦の引き出しがたくさんある感じです。
これまで1000軒以上の方のご自宅を見てきた経験上、家庭の書類は6つのジャンルのファイルボックスを作り、その中をフォルダ―で整理していくことで、紙が行方不明にならないシステムが作れます。ボックスやフォルダ―の仕訳け方などの詳細は本書で詳しく解説しておりますのでぜひ、ご参考にしてみてください。
(本稿は、『人生が変わる 紙片づけ!』の一部を抜粋・編集したものです)