「いつも機嫌がいい人」の小さな習慣、大きな幸せは小さな幸せの積み重ね「機嫌のいい人=幸せいっぱいな人」ではない。「いつも機嫌がいい人」とは、心を明るくしようとする習慣のある人だ(写真はイメージです) Photo:PIXTA
*本記事は本の要約サイト flier(フライヤー)からの転載です。

おすすめポイント

「いつも機嫌がいい人」は、見ているだけで気持ちがいいものだ。機嫌がいい彼らの周りには人が集まってきて、また、様々なチャンスや幸運も引き寄せられているように見える。彼らの機嫌のよさの秘訣は何か、そしてどう機嫌のよさを保っているのだろうか。

 そんな小さな疑問に答えてくれるのが本書である。本書によれば、「いつも機嫌がいい人」とは、心を明るくしようとする習慣のある人だ。本書では、誰もが機嫌のいい人になれる“88の小さな習慣”を紹介している。

 著者は、働く女性へのアドバイスに定評があるベストセラー作家・有川真由美氏だ。本書は2019年の刊行から幾度も版を重ねている人気書籍であり、多くの人から支持を得ている。

 本書で紹介される習慣は、自分ひとりで完結するものもあれば、「挨拶するときは相手に体ごと向ける」「相手が断りやすいように頼む」「感情的な行動をとらない」といった、周囲へのさりげない気配りも多い。このような行動を重ねていけば、自分だけではなくまわりの人たちの気分が上がることは、容易に想像できる。機嫌がいい人は、自分だけでなく周囲の機嫌にも心を配り、人生にポジティブな流れを生み出しているようだ。

 考え方と行動をほんの少し変えるだけで、毎日を機嫌よく過ごすことができる。本書からは、人生を楽しくゆたかにするヒントが得られるだろう。(泉 未来)