食品が小型化している。それはときに行きすぎることもある。
昨年秋、米食品大手ゼネラル・ミルズ、菓子メーカーのホステス・ブランズ、ペプシコ傘下のスナック菓子部門フリトレーがそれぞれの代表的な菓子やシリアルのミニサイズを相次いで発売した。今年に入ってからも、ホステス傘下のフォートマンがミニウエハースを、マッケイン・フーズUSAが飲食店向けに一口サイズのマッシュポテトパフを発売した。
食品業界の幹部やイノベーションの専門家によると、ミニサイズの食品は小さいものへの消費者の強い関心に便乗したものだ。製品は外出先で食べる消費者向けのものが多く、小型化によって昔からある製品に新たな関心を呼び起こすことができると大手加工食品メーカーが期待しているケースも多い。
ゼネラル・ミルズの最高ブランド・破壊的成長責任者、ダグ・マーティン氏は現実でもオンラインでも、消費者は小さい物に強い関心があると話す。マーティン氏がフォローしているハムスターをテーマにしたユーチューブチャンネルでは、ハムスターに小さな手作りのブリトーを与える男性を紹介していた。