「読者が選ぶビジネス書グランプリ2023」でビジネスパーソンから圧倒的な支持を受け、総合グランプリとビジネス実務部門賞のダブル受賞という快挙を成し遂げた『佐久間宣行のずるい仕事術』。人気プロデューサー・佐久間宣行さんが20年以上かけて磨いてきた「誰とも戦わずに、好きなことで、効率的に成果を出す方法」を伝授する本書には、「これはヤバい、めちゃくちゃ面白い」「心の支えになる『お守り』みたいな本」「自分史上ナンバーワンのビジネス書になった」と絶賛の声が多く寄せられており、仕事で悩む同僚や部下にそっとこの本を渡す人が増えているという。
そこで受賞を記念し、その悩み「佐久間さんに聞いてみよう」をテーマに、仕事にまつわる悩み・質問を大募集。本連載では、読者から寄せられた質問に佐久間さんが答えた、職場の人間関係やメンタルの改善、就職・転職活動に今すぐ役立つ「ずるい仕事術」を公開します。(構成/根本隼)

休みの日も「つい仕事メールを見てしまう人」に共通する“ざんねんな特徴”

Q. 休みの日も仕事メールが気になります

質問者:20代女性
――会社スマホがあるせいか、プライベートの時間でも業務メールやチャットをついチェックしてしまい、休日もリフレッシュできません。

 仕事とプライベートを完全に切り分けるために、何かいい方法はありますか。

「情報デトックス」できる趣味を持とう

佐久間さんからの回答↓ 
 仕事の時間とプライベートの時間にメリハリをつけるには、仕事関連の情報を遮断する、つまり「情報デトックス」をできる趣味を持つことが1番効果的だと思います。

 僕がサウナやマッサージに行くのも、できるかぎり「スマホから離れる時間」を確保したいからで、映画鑑賞や観劇も同じです。

 ただし、情報デトックスを上手にやるには、1つコツがあります。それは、「休みの日はメールやチャットの返信をしない」というスタンスを職場で明確にしておくことです。

 そうしないと、「休みの日でも反応してくれるだろう」と思われて、重要なメールを土日に送りつけられかねないからです。

休みも会社スマホを見る人=仕事に自信がない

佐久間さんからの回答(続き)↓ 
 そういう態度表明が難しそうなら、休み前に仕事を頑張って、業務上のやり取りが休日に発生する可能性を極力下げておくべきです。

 休みの日にスマホをチェックする必要が本当にないのなら、会社スマホを家に置いて外出することもできるはず。逆に言うと、「仕事をやり残している」という罪悪感が自分の中にあるから、休日も会社スマホを見てしまうのかもしれない。

 であれば、その罪悪感がなくなるような仕事の進め方を工夫してみるといいかもしれないですね。

(本稿は、ダイヤモンド社の公式Twitterアカウントで募集した「あなたのその悩み、 佐久間さんに相談してみませんか?」キャンペーンに寄せられたお悩みをもとにした『佐久間宣行のずるい仕事術』グランプリ受賞記念連載です)