時間を奪う相手に「アウト」を突きつける
誰にでも、悩みや不安は尽きないもの。とくに寝る前、ふと嫌な出来事を思い出して眠れなくなることはありませんか。そんなときに心の支えになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』(ダイヤモンド社)など、累計33万部を突破した人気シリーズの原点、『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)です。ゲイであることのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症――深い苦しみを経てたどり着いた、自分らしさに裏打ちされた説得力ある言葉の数々。心が沈んだとき、そっと寄り添い、優しい言葉で気持ちを軽くしてくれる“言葉の精神安定剤”。読めばスッと気分が晴れ、今日一日を少しラクに過ごせるはずです。
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「時間泥棒」とはどんな人か?
世の中にはさまざまな“迷惑な人”がいます。そのなかの一つのタイプは、ズバリ「遅刻魔」、つまり「時間泥棒」です。
いつも待ち合わせに遅れる、会議に遅れる……本人に悪気はないのかもしれませんが、関わる人の貴重な時間を奪う“迷惑行為”といえます。
「時間泥棒」といっても、さまざまなタイプがいます。もしあなたが「自分の時間を盗まれたな」と感じる相手であれば、その人とは距離を置くべきサインかもしれません。
「時間泥棒」の4つのタイプ
具体的な例を見てみましょう。
● 毎回遅刻してくる人
理由は忙しさや体質などいろいろあるでしょう。しかし、結果としてあなたの待ち時間を奪っている事実は変わりません。その時間は確実に「盗まれて」いるのです。
● メリットのない一方的な頼み事をする人
あなたにとって何のプラスにもならないことを、当たり前のように依頼してくるケースです。
● 非効率なやり取りを強いる人
メールや連絡において、簡潔に済む話をダラダラと続け、結論を先延ばしにするようなタイプです。
● 会いたくないのに誘ってくる人
こちらにその気がないのに無理に予定を詰め込もうとし、調整のためにあなたの精神的なエネルギーを奪います。
その相手に「時間を奪われる価値」はありますか?
もちろん、たとえ数分奪われたとしても、それ以上にその人と過ごすことに価値を感じるなら、それはあなたにとっての「時間泥棒」ではありません。時間は何をするにしても必要なものですから、納得して使っているかどうかが重要です。
しかし、誠実な人であれば、万が一遅刻をしたとしても申し訳ないと感じ、相手の時間を奪わないよう配慮するはずです。毎回繰り返されるのであれば、それは相手に問題があるといわざるを得ません。
「何も生まない時間」を奪われ続けていると感じるなら、それは明確に「アウト」だと考えてよいでしょう。
「断固たる意志」で自分の時間を守る
「時間泥棒」から離れようとすると、「性格が悪いと思われるのではないか」「相手に悪いのではないか」と罪悪感を抱き、ダラダラと関係を続けてしまいがちです。
ですが、油断していると、ありとあらゆる状況や人から時間を奪っていくものです。「自分の時間は、自分にとって最も大切な資産である」という断固たる意志を持ちましょう。
自分軸の本質とは、自分の時間をどう使うかを自分で決めること。何か誘いや話があったとき、「これは自分の時間を奪われる話ではないか?」「それに見合う価値があるか?」と、しっかり吟味する習慣をつけてください。これは決して自分勝手なことではなく、自分を大切にするために必要な「采配」なのです。
なぜ時間を差し出してしまうのか?
自分の時間をコントロールすることに抵抗を感じたり、うっかり他人に差し出したりしてしまう背景には、多くの場合「自己愛(自分をどれだけ受け入れられているか)」の問題が潜んでいます。
自分を正しく評価できていないと、他人の要求を優先してしまいがちになります。まずは、自分の時間を守ることは自分自身を守ることだと認識してください。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。






