ニッキー・ヘイリー元米国連大使は、2024年大統領選への出馬表明の約6週間後に、ある不動産会社の合併の一環として30万ドル(約4020万円)近いストックオプションを受け取った。米証券取引委員会(SEC)に提出された書類で明らかになった。この合併は今後さらに有利な配当をもたらす可能性がある。元サウスカロライナ州知事の同氏はトランプ前政権で国連大使を務め、18年に辞任後はフルタイムで雇用されたことがない。3月30日に付与された住宅建設会社ユナイテッド・ホームズ・グループの株式2万6703株は同社取締役としての報酬の一部だった。ヘイリー氏が企業の取締役会に関わり続けることは、大統領選の立候補者としては比較的異例であり、候補者が民間でのキャリアを保留にするかどうかという選択を迫られることがあることを浮き彫りにしている。