米国で最も幸せな人々にはいくつかの共通点がある。地域社会との関わりを重視し、人間関係を大切にするほか、宗教を信仰する傾向がある。そして多くの場合は年配で、現役を離れてリタイア生活を送っている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とシカゴ大学の全国世論調査センター(NORC)が共同で実施した調査で明らかになった。調査では回答者の12%が単に幸せであるだけでなく、「非常に幸せ」だと答えた。米国人が特別幸せな国民というわけではない。12%という数字は、NORCが1972年に総合的社会調査(GSS)でこの質問を尋ねるようになってから最も低い水準だ。回答した成人1019人のうち、大多数が経済や次世代の見通しに悲観的だと答えた。