働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは?
「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開!
本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行を記念して、本書の内容を一部公開します。

【妻が作ってくれた神カレー】働きながら3年で、9つの資格に合格できた理由Photo: Adobe Stock

妻がしてくれた神対応とは?

 私が短期間で9つの資格をとれたのは、自分に合った勉強法を発見できたことだけが要因ではありません。大きな支えになったのが妻の存在です。

 当時はまだ子どもがおらず、2人での生活でしたが、私が仕事と受験勉強を両立し始めたことでかなり気を遣わせてしまいました。私が妻に一番感謝しているのは、受験生である私に対して「寛容」に接してくれたことです。

 受験生を持つご家族の方から、「どんなサポートをしてあげればいいのか?」という質問をよくいただきます。

 大切なのは「何かしてあげること」ではなく、「どう接するか」のほうです。

 ある日、私が仕事を終えて帰宅したとき、仕事と勉強のストレスでイライラの頂点に達していた私は、夕食を一緒に食べる気になれず「夕食は食べない」と妻に告げました。妻はごく普通に「うん、わかった」といい、1人でご飯を食べ、私は自室で勉強をしていました。

 勉強が少し前進したことで、気持ちも少し落ち着いてきました。時刻はすでに12時を回っており、妻はもう寝ていました。私の集中を切らすまいと、静かに1人でベッドに入ったのでしょう。小腹がすいてキッチンに行くと、蓋のしてある鍋がありました。あけてみると野菜たっぷりのカレーが入っていて、とてもいい匂いが漂い、その瞬間私はハッとしました。

妻の優しさに深く感謝する

 実はそのカレー、私が今朝仕事に行く前に「今日はカレーが食べたい」とリクエストをして作ってもらっていたカレーだったのです。私の健康を気遣ってニンジンや玉ねぎなど野菜がたくさん入っていました。私は、自分で頼んでわざわざ作ってもらっていたカレーを、イライラしながら「食べない」と言ってしまっていたのです。

 妻はそんな私に対して「だってあなたが作ってって言ったんでしょ!」と正論をぶつけることなく、「うん、わかった」と優しく「寛容」に接してくれたのです。

 私はそれを認識したとき、妻への感謝の気持ちがこみ上げてきました。

 翌日、私は妻に深く謝りましたが、妻は「1日寝かしたから、今日のほうがおいしいかも」と笑顔で接してくれました。

 私は心から妻に感謝しました。

 このエピソード以外にも、受験生時代ストレスがたまってイライラすることも結構あったと思いますが、妻はそんな私に対して言い返したりするのではなく、子どもをあやすかのような目線で優しく「寛容」に接してくれました。

 このときの心境を後になって妻に聞いたら、「受験生はイライラするのは当然だから、試験勉強の期間中はある程度のことは受け入れて普通に接しよう」と思ってくれていたそうです。

 本当に感謝しかありません。

 妻はイライラしがちな私を受け入れ、私はそんな妻に感謝する。私にとって非常にありがたい関係性を作れたことが、短期間で9つの資格試験に合格できた一番の要因だと思います。

(本原稿は、棚田健大郎著『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』を編集・抜粋したものです)