経営破綻した米シリコンバレー銀行(SVB)の前最高経営責任者(CEO)グレッグ・ベッカー氏は16日に米上院銀行委員会で、3月の破綻につながった空前の預金流出に耐えられる銀行はなかったと話す予定だ。新興企業やテクノロジーに特化したSVBが増資の失敗と歴史的な取り付け騒ぎで2カ月前に破綻し、米連邦預金保険公社(FDIC)がSVBを管理下に置いて以降、ベッカー氏は公の場で発言していない。SVBの直後に破綻したシグネチャー銀行の元幹部2人も同委員会で証言することになっている。ベッカー氏は公聴会のために用意した証言の中で「どの銀行もあのような速度と規模の取り付け騒ぎには耐えられなかったと私は考えている」と記している。
シリコンバレー銀の前CEO、米上院公聴会で破綻を謝罪へ
「どの銀行もあのような速度と規模の取り付け騒ぎには耐えられなかった」
有料会員限定
あなたにおすすめ