必要な日数はどのくらい?

 筆者は6泊7日の日程で訪れました(初日は19:15着、最終日は7:45発のため実質的な観光日数は5日間)。後述する現地ツアーへの参加と、市内観光、ショッピングを思う存分行ってちょうどよい日数でした。

 おすすめの観光日数は、ウランバートル市内での観光メインであれば2日~、ツアーに参加したり郊外に出かけたりする場合は4日~6日です。

 冒頭で述べたとおり、東京・成田-ウランバートル間は4時間30分~5時間30分で到着します。現在、同区間の運航便スケジュールは基本的に以下のとおりです。

成田から5時間半「モンゴル旅行」のススメ、遊牧民体験ツアーを詳細レポート参照:成田空港 国際線時刻表

 例えば土日休みの方であれば前後に+1日ずつ休みを取り、金曜14:40発の飛行機で19:15ウランバートル着、月曜7:45ウランバートル発の飛行機で13:40成田着、というスケジュールで航空券を取れば、土日をまるまる観光に充てることができます。

 スフバートル広場、ガンダン寺、ザイサン・トルゴイなどの市内観光スポット巡り、「トゥメン・エフ民族アンサンブル」での芸術鑑賞、ショッピングなど、2日あればウランバートルを満喫することができるでしょう。

体験した現地アクティビティ

 それでは、今回体験したアクティビティをふたつ紹介します。どちらもすばらしい経験となったので、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

セミゴビ砂漠でラクダ乗り

成田から5時間半「モンゴル旅行」のススメ、遊牧民体験ツアーを詳細レポートおとなしいメスのフタコブラクダ

 ひとつめはセミゴビ砂漠訪問とラクダ乗りがセットになっている日帰りツアー。モンゴルにはゴビ砂漠があることは有名ですが、ウランバートルから700kmほど離れているため片道10時間以上かかり、限られた日数の中で訪れるのはなかなか困難です。しかし、セミゴビ砂漠なら日帰りで行って帰ってくることが可能です!

 セミゴビ砂漠というのは通称で、正式名は「エルスン・タサルハイ」。約80km続く砂丘で、ウランバートルから片道4~5時間程度と気軽に訪れられる砂漠として近年多くの旅行者が訪れているそうです。

 今回のツアーについて、1日のスケジュールは以下のとおりです。

ツアー詳細
ホテルピックアップ(8:00~)
途中休憩(軽食とコーヒー)
セミゴビ砂漠到着
遊牧民のゲルにて昼食
ラクダに乗って砂丘を散策
ホテルで解散(~20:00)

 ツアー会社は"NGA Tour Bureau"。ツアー申込時に宿泊ホテルを連絡しておくと、ホテルロビーまでツアーガイドの方が迎えにきてくれます。ガイドはモンゴル人で会話は英語になりますが、ゆっくりと話してくれるため安心です。

セミゴビ砂漠到着

成田から5時間半「モンゴル旅行」のススメ、遊牧民体験ツアーを詳細レポート草木がぽつぽつと生えているが、見渡す限り何もなくまさに砂漠という風景

 約5時間をかけてセミゴビ砂漠に到着です。セミゴビ砂漠は準砂漠地帯なので、多少の草木が生えています。今回お世話になる遊牧民の方のゲルとラクダなどの家畜以外、見渡す限り何もありません。