海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「カナダ西部旅行が『カルガリー直行便開設』で大注目!大自然とローカルグルメを満喫」です。3年ぶりの改訂のために訪れたカナダは、町中に関してはコロナ以前と同じ状況を取り戻しています。観光客でもワクチン接種や陰性の証明は必要なく、スムーズに入国できます。最大の観光地であるカナディアン・ロッキーの最新情報をメインに、物価高を楽しく乗り切る方法も教えちゃいます。(文/『地球の歩き方 B17 カナダ西部』編集担当 田中健作(グルーポ・ピコ) 写真/iStock)
第一特集は「カナディアン・ロッキー」
カナダ西部最大の見どころが、カナディアン・ロッキー。バンフ、ジャスパー、ヨーホーなど7つの自然公園から成るエリア内は、まさに「ウィルダネス(原生自然)」。特集内には、観光シーズンから現地観光ツアーの参加レポート、ハイキングやカヌーなどのアクティビティ、自然のなかで生息するワイルドライフ(野生動物)まで、旅する際に知っておきたい情報が盛りだくさん!カナディアン・ロッキー内にはいくつかのリゾートタウンがありますが、人気はバンフ国立公園内のバンフ。アルバータ州のカルガリーからはバスで約2時間ほどです。2023年5月からは、カナダのLCC会社であるウエスト・ジェット航空の日本~カルガリー直行便の就航も決定し、注目度がぐん!と高まる予感です。
バンフ国立公園にあるリゾートタウン、レイク・ルイーズには、ルイーズ湖、モレイン湖という「ロッキーの宝石」とも呼ばれる美しいふたつの湖があります。今まではツアーのほかレンタカーで訪れることができましたが、2023年からマイカー規制が敷かれ個人の車で行くことができなくなりました。国立公園を管理するパークス・カナダでは、レイク・ルイーズの町からふたつの湖を結ぶシャトルバスを運行していますが、事前に予約が必要なのとそもそも人気のためなかなかとれないことが予想されます。そこで今後ますます人気となりそうなのが、小さなバンを利用してビューポイントや湖などの見どころを回る混載の現地観光ツアー。さまざまなツアー会社がありますが、日本人経営のツアー会社なら日本語でガイドが受けられるのでおすすめです。