ジョー・バイデン大統領は19日、米国がウクライナ軍のパイロットに米製戦闘機F16の操縦訓練を行うことを支援すると表明した。ここで明らかな疑問は、この決定までなぜ15カ月かかったのかだ。  2月にバイデン氏は、ウクライナに西側諸国製のジェット戦闘機は必要ないと主張した。しかしそれから3カ月がたち、こうした戦闘機は役に立つという判断に至ったようだ。これは、ウクライナでの戦争が始まって以降ずっと、ホワイトハウスが示してきたパターンだ。性能の高い兵器の供与を当初は渋るものの、ずっと後になって、さらなる殺りくが行われてからようやく供与するというパターンだ。