米国の自動車安全規制当局は12日、衝突時にエアバッグを破裂させる危険のある部品の大規模なリコール(回収・無償修理)を要請した。政府がこの問題の調査を開始したのは8年前で、その間に2人が死亡、7人が負傷した。  米道路交通安全局(NHTSA)が実施する安全性の欠陥に関わる調査が長期化している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が公開データを分析したところ、NHTSAの多くの調査が3~4年かかっていることが明らかになった。これは、1年以内というNHTSAが長年目標にしてきた期間を大幅に上回っている。