初めて作ったゲームは、
デッカチャンが活躍する「ブロックくずして」

「最初に作ったゲームは何でしたか?」という質問の答えは、「ブロックくずして」。昔からあるゲーム「ブロック崩し」のコードをベースに思いついたという。

 ブロック崩しとは、バーを左右に動かし、ボールを跳ね返しながらブロックを崩していくゲームだ。「ブロックくずして」は、そのボールの動きを邪魔するかのように、お笑い芸人のデッカチャンが縦横無尽に動く。

デッカチャンが活躍する「ブロックくずして」のプレイ画面最初は小さな顔のデッカチャンだが……

 デッカチャンにボールが当たると、「デッカチャンだよ」と言いながらデッカチャンが大きくなっていく。プレイヤーは、デッカチャンにボールが当たらないようにブロックを崩していかねばならない。

 クリアするのは至難の業だ。ゲームオーバーまで一分とかからないので、ぜひ遊んでみてほしい。

デッカチャンが活躍する「ブロックくずして」のプレイ画面2こうなったらもうなすすべがない。App Storeでは、「最高峰の動き、美しい画質、操作性抜群」「1回被弾したらクリアは実質的に不可能みたいなシビアなところはとてもいいです」などのコメントが寄せられ、4.3の高評価を獲得している

「ブロックくずして」は、丸一日で形になったという。野田さんの場合、「この日のライブでこのゲームを披露する」といったスケジュールで開発しているため、期日までには意地でも動かないとマズイ。

「完全に締め切り駆動型。ずっとこのスタイルです。言い換えれば、期日までに動けばいいので、できている風に見せるなど誤魔化しまくっています。ですから、プロとして納期を守りながらプログラミングをしている皆さんのことは、本当にすごいと思っています」(野田さん)