ジャニーズ性加害問題、現社長の初期対応を「大失敗」と専門家が斬る理由ジャニーズ事務所(yu_photo / PIXTA)と藤島ジュリー景子社長(配信された動画)
*本記事は弁護士ドットコムニュースからの転載です。

 ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題が大きな議論となっている。

 藤島ジュリー景子社長は5月14日夜、サイトで謝罪動画とQ&Aを発表。この中で「コンプライアンス委員会」の設置、社外取締役を迎え入れて経営体制を抜本的に見直すことなどを発表した一方で、第三者委員会は設置しないとの意向を示した。

 この内容で対応は十分と言えるのか。第三者委員会の設置は不要なのか。企業会計やコンプライアンスが専門の八田進二・青山学院大学名誉教授に聞いた。