米フォード・モーターのジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)は23日、安全性を巡る懸念を理由に、2024年から電気自動車(EV)にAMラジオを搭載すると明らかにした。ファーリー氏はリンクトインとツイッターへの投稿で、「緊急警報システムの一部であるAM放送ラジオの重要性について政策責任者と話し合った結果、2024年モデルのフォードとリンカーンの全車両にAMラジオを搭載することを決定した」と述べた。フォードの広報担当者もこの変更を認めた。24年モデルのフォードとリンカーンの全ての新型車はAMラジオに対応する。AMラジオを搭載していない従来のEVモデルにはソフトウエアアップデートを提供する予定だ。フォードなどの自動車メーカーは、EVの新しい車種でAMラジオの搭載を見送っていた。各社によると、EV車両のモーターにはAMラジオの電波信号を干渉する電磁周波数がある。EV用モーターの高性能化に伴い、車両のAMラジオに雑音が入るようになっていた。
フォード、EVにAMラジオ搭載へ 安全性懸念で
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