ドナルド・トランプ前米大統領による7年にわたる共和党支配を経て、フロリダ州のロン・デサンティス知事は後継者として、同党が「負けの文化」を克服するうえで最もふさわしい候補として支持者にアピールしようとしている。だがツイッターの音声配信機能「スペース」上での同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)との会話の中で出馬を表明するという異例の選択は、技術的トラブルもあって混乱に満ちたスタートとなった。デサンティス氏は、すでに数カ月前から2024年の大統領選候補のように振る舞っていたが、24日にはマスク氏との対談の数時間前、連邦選挙委員会(FEC)に必要書類を提出し正式に選挙に参戦した。これでトランプ氏と対立することとなるほか、デサンティス氏の支持率が低迷する中、自信を深める他候補らとも争うことになる。