中国発の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」が生成人工知能(AI)を用いたチャットボット(自動会話プログラム)をテスト中だ。ユーザーがコンテンツを見つけやすくし、より多くのおすすめ動画を表示するように設計されている。TikTokによると、ボットの名称は「タコ(Tako)」でフィリピンで機能を試験中だ。TikTokはツイッターへの投稿で、「Takoはサードパーティーのチャットアシスタントを搭載しており、TikTokで面白く関心をそそるようなコンテンツを見つけやすくするように設計されている」とし、「現時点では初期試験以降の導入計画はない」と述べた。イスラエルの調査会社ウォッチフル・テクノロジーズによると、TikTokのボットは質問に答えたり、ユーザーと会話したりすることが可能。なお、Takoに搭載されている生成AIツールは特定できず、おすすめ機能が自前のアルゴリズムによって制御されているのかは分からなかったとしている。