職場で信頼される人が「仕事をするとき」たった1つ意識していること

2023.12.27 4:10

本多正識

ほんだまさのり

[漫才作家・吉本興業NSC講師]

漫才作家・吉本興業NSC講師
1958年大阪府高槻市生まれ。
1979年にラジオ大阪『Wヤングの素人漫才道場』のコーナーに11本連続で漫才台本が採用されたことがきっかけで漫才作家を志した。その後、大阪シナリオ学校通信教育部を卒業（14期卒）、1983年に漫才作家集団「笑の会」に参加した。1984年にオール阪神・巨人の台本を執筆し、ブレーンの1人となり、漫才師や吉本新喜劇に台本を提供、1991年に読売テレビ『上方お笑い大賞』にて秋田實賞を受賞。1990年にはNSCの講師に就任し、担当した生徒数は1万人を超え、ナインティナイン、キングコング、南海キャンディーズ、ウーマンラッシュアワーなどの芸人を指導した。
『M-1グランプリ』『キングオブコント』では審査員を務め、2017年のNHK連続テレビ小説『わろてんか』では脚本協力・漫才指導で参加した。
近年では自身の体験も踏まえ、著書などで子どもたちに「いじめのない、笑いのある未来を」というメッセージを発信している。
2021年NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』にて特集回放送、2022年NHK『アナザーストーリーズ運命の分岐点』に出演。
現在、『日刊ゲンダイ』にコラム掲載、ポッドキャストで『本多正識の芸人よもやま噺』配信中。主な著書に『素顔の岡村隆史』（ヨシモトブックス）、『笑おうね　生きようね』（小学館）など。

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吉本興業NSCの超人気授業がついに書籍化！誰でも「お笑い芸人並み」に頭の回転が速くなる!! NHK『プロフェッショナル　仕事の流儀』でも著者特集回放送！ナインティナイン、中川家、キングコング、南海キャンディーズ、ジャルジャル、かまいたちなど数々の売れっ子芸人が実際に学んできた内容をビジネスパーソン向けにアレンジ！

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仕事が遅れずに信頼を得られる人の考え方

　対して、仕事に遅れがなく、信頼を勝ち取れる人は、とにかく自分のところに仕事が止まらない状態を作ろうとするのです。たとえば、メールやチャットの返信は速くして相手に会話のボールを戻し、自分だけでは時間のかかりそうな仕事は人に依頼をしてスピード重視で動きます。

　そうすることで、自分がストッパーになることなく働くことができるのです。

「自分でやった方が速い」と考えてしまいがちな人に問いたいのですが、人にお願いするのはそんなに時間がかかるものでしょうか。依頼のメールを複数送ったとしてもせいぜい15分～30分で依頼は完了すると思います。

　加えて、完成までの時間がかかったとしても、そのあいだに自分は別の仕事ができるわけで、無駄な待ち時間というわけではありません。

　さらに、場合によっては「自分が徹夜すればいい」と考える人もいますが、その働き方に持続性は全くないでしょう。つまり、人にお願いした方がメリットは明らかに大きいのです。

　もちろん、自分でやりたい仕事があるのもわかりますが、それであれば尚更、それ以外の仕事をまわりの人に依頼して、自分はやりたい仕事に集中できた方がいいでしょう。

　せっかく持っている高い能力も、活かしきれなければ意味がないですから、ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。　

1秒で答えをつくる力　お笑い芸人が学ぶ「切り返し」のプロになる48の技術

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＜内容紹介＞

「頭の回転の速さ」は後天的に身につく...！経営者やビジネスパーソンが頭を鍛えるために今こぞって通っている学校『NSC（お笑い養成所）』の人気授業を1冊に凝縮。名だたるお笑い芸人たちをこれまで30年間指導し、伝説のお笑い講師・本多正識氏による珠玉の48講義。ナインティナイン、中川家、ブラックマヨネーズ、山里亮太、かまいたちなど多くの芸人が頭を鍛えてきたトレーニング付き。