【精神科医が教える】
人間関係が巧みな“甘え上手”の特徴・ベスト1

誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy「精神科医Tomyきょうのひとこと」の“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる！

甘え上手は生き方上手

人に甘えるのが苦手な人って、けっこう多いですよね。それって、人生を損していると思うんです。

甘えるのが苦手な人って、仕事なんかでも全部抱え込んで、なんでもかんでも自分だけでこなそうとする傾向があります。

他人に助けてもらうことに罪悪感みたいなものを感じるタイプで、他人に甘えるのは「みっともない」とさえ思い込んでいる。

苦手なことは助けてもらっていい

本来はそうじゃないんですよね。甘え方が上手なほうが、圧倒的に生きやすいです。言い方をかえると、任せ上手になるということです。

誰しも得意なこともあれば、不得意なこともあります。得意なことは自分自身でやりつつ、他人も助けてあげる。でも、自分が不得意なことは周りに助けてもらうのもいい。

そうやってある程度、周りの人を巻き込みつつも、周りの人から嫌われているわけでもない。そういうバランスの取り方が大切です。

甘え上手の大原則

自分の苦手なことを任せるときは、余計な口出しをしないこと。任せたのですから、相手の好きなようにやってもらう。

甘えるのが苦手な人は、完璧主義のようなところがありますから、他人にも意見しがちなんです。でも、相手からしたら嫌なものですよね。

他人に任せたことは、相手から尋ねられない限り、基本的に口出ししない。そんな甘え上手の練習をしてみてください。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』（ダイヤモンド社）の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。