「今日、何する?」「どこ行く?」「何食べる?」と思ったとき、開くと必ず答えが見つかる書籍、『旬のカレンダー』。1年12ヵ月、四季に合わせてそのとき「旬」の、食べ物、花、レジャー、家事、行事、そして神社参拝やお墓参りの作法……など、お金をかけなくても毎日を充実させるために知っておきたいことを400個以上も紹介しています。今回は、Dr.コパさんに追加で伺った日々の小さな開運法について紹介します。

6月中にしておくべきこと

【神様】は見ている。そのままだと運が悪くなる! 運がいい人、お金持ちの人が6月末までに必ず手放すものPhoto: Adobe Stock

6月は早くも一年の折り返し。月末には残り半年の無病息災を祈る「夏越の大祓」が行われます。

夏越の大祓は、一年の折り返しの日である6月30日に、半年の間にたまった厄や穢れを祓い清め、無病息災を祈る神社で行われる行事です。
人の形にした紙の人形に身の穢れを移して祓い清めてもらったり、それをさらに川などに流す「人形流し」、「茅の輪」と呼ばれる稲科の植物・茅萱や稲のわらを束ねて作った大きな輪をくぐる「茅の輪くぐり」と呼ばれる厄落としが各地の神社で行われます。

神社で行う厄落としは強力ですから、普段神社に行かないという人もこの日ばかりはぜひ足を運んでみてください。

ちなみにDr.コパさんは、毎年この日と年末に、玄関に置いている祓い用の小麻(こぬさ:神社の神主さんが祭祀をする際に、榊の枝や白木の棒の先に白い紙垂をつけたもので祓いをします。神主さんが神社で使う大きいものを「大麻」、小さく家庭で使うものを「小麻」といいます)を新しいものに交換するのだそう。6月末は、そのくらい「お祓い」や「清める」ことが重要な時期と考えられています。

ですから、みなさんも神社に行くだけではなく、30日の前までにはきちんと掃除をして家の厄を祓っておくといいでしょう。
掃除をしたあとは、床に置くもの、マット、スリッパなど、何か一品を新しくすれば、ますます年後半にフレッシュないい運気を取り入れやすくなりますよ。

開運とは、厄祓いと前向きな行動の繰り返しです。それらを行う姿を神様は見ています。
厄祓いといわれても何をすればいいかわからない人も、季節の行事や、掃除、神社で行われる神事を大切にしていれば、自然とそれらを適切なタイミングで繰り返せるようになるものです。まずは、今年前半の不運と不幸をさっぱり洗い流して、よい後半を迎えましょうね!

『旬のカレンダー』では、普段の生活のなかの、衣食住にまつわる「これやりたかったのに、もう過ぎてる!」「もっと早く知っていれば!」と思うようなことを400個以上も紹介しています。季節感は、意識しなければどんどん日常から失われていってしまいますが、旬のものを味わい、年中行事をたのしむことは、慌ただしい日々のなか、少し立ち止まって心を落ち着けてくれるだけでなく、開運にもつながります。行うだけで開運につながる年中行事のほか、季節料理、旬の野菜、魚、菓子、花、など、お金をかけなくても暮らしと心を豊かにしてくれる様々なことを紹介しています。