IT(情報技術)業界の巨人としてのマイクロソフトは、米ゲームソフト大手アクティビジョン・ブリザードを買収できなくても問題無くやっていけるだろう。ビデオゲーム会社としてのマイクロソフトは、まだこの買収を活用できる。ゲーム機「Xbox(エックスボックス)」のメーカーであるマイクロソフトが、「コールオブデューティ」などの大ヒットゲームシリーズを手掛けるアクティビジョン・ブリザートを750億ドル(約10兆6500億円)で買収する計画は、発表から17カ月たっても暗雲に覆われたままだ。両社が合意した7月18日の買収完了期限まで約1カ月となり、忙しくなりそうだ。マイクロソフトとアクティビジョンは、英競争・市場庁(CMA)による買収を認めない判断に不服を申し立て、英国でロビー活動を展開している。また、両社の弁護士は今週の大半を米サンフランシスコの連邦裁判所で過ごし、米連邦取引委員会(FTC)の買収差し止め請求に反論する見通しだ。
MS、アクティビジョン新作ゲームに大きな期待
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